こちらは、17歳のアビシニアン。
うちの愛猫です。
腎不全の値は、最悪といってもいいくらい。
さらに、貧血の値も悪いです。
去年の年末から、目で見ても分かるくらい容態が悪化しています。
動物病院の猫ですから、ありとあらゆる治療をしてきました。
一時期は、てんかんの様な発作をくりかえしたり、お腹と胸の中に水が溜まりそのため呼吸ができない状態になり
数回水を抜く処置と利尿剤をつかっての治療をしてきました。
現在は、発作等はありませんが、血液検査の数値は・・・最悪中の最悪です。
使用するハーブは「ネフロスタート」腎臓と膀胱のサプリメントで「緑イ貝、メギ根、ゴールデンロッド、ツクシ、クランベリー、植物ステロール、」
などが含まれています。
ハーブの良い所は、その含まれている物をネットで検索すると・・・どうゆう効果をねらっているハーブか?というのがすぐ分かるところ。
難しい薬の知識などなくても、分かりやすいです。
17歳というと人間にすると、約84才・・・
よく、「高齢なので自然のままで・・・」「なにもしないでこのままで」など言われる事があります。
大きな手術をしたり、高度医療をすることも可能かもしれませんが、高齢の小さな体には、治るまでの時間は大きな苦痛でしょう。
人も良く延命治療について、チューブに繋がれたくない、自然に死にたい。と望まれる方は多いでしょう。
ただ、私たちが目指すのは、「自然のまま=なにもしない」ではありません。
「自然のまま=今までの生活を維持したまま、いかに楽に死を迎えられる様にサポートできるか」です。
動物達の寿命は人間より短いです。大事な子の最後をいかに楽にしてあげれるかは、私たち飼い主一人ひとりにかかっています。
大げさなようですが、高齢になったら是非、自分はどういう風に見送るのか、どこまでするのか考えていて欲しいのです。
そして、「自然のまま=なにもしない」でありませんように・・・願うのです。
そして、最後のその時まで一緒にいてあげる事はなによりですが、時に動物達は人がいない時を選んで死んでいく事があります。
最後の時に一緒にいてあげれなかったから不幸なのではなく、最後に近づく過程も一緒にいてくれる事が動物達にとって「幸せ」だろうと考えています。